WWNウエルネス通信 (2026年8月2日):「気の若さ」について考えてみた

昨日の新聞(土曜版)に、

 シニア「気の若さ」実年齢と差~加齢に前向きで長寿~

という記事が載っていた。いわゆる「高齢者」は最近どんどんと若返っていて、高齢者の定義を「75歳以上」と定義すべきというような考え方もあると聞く。

そういえば、私たちのウォークスタッフにも80歳超の方がいるのだが、過日、

 「電車で席を譲られた」

と憤慨していた。私としては、

 「本当に高齢者なのですから有難く譲られてください」

と諭したりしたのだが、一緒に電車に乗っているときに席が空いたので勧めても、

 「先生がどうぞ」

と、68歳の私に譲ってくれる方だし、本当にしっかりした方なので、「年相応に」などと諭すのは言語道断なのかもしれない。

 さて、件の記事に戻ると、自分をどの程度若い(あるいは老いた)と感じるかを主観年齢と言うそうで、若い頃(20歳代)では主観年齢が実年齢を少し上回る(大人びて感じる)らしいのだが、30歳代では逆転し、「40代台で約4歳、50代では5~6歳若く認識。60代以降ではマイナス幅が7~8歳近く」にまで広がるのだという。

若さ(老い)を「年齢」という数値で表すだけがすべてではなく、

 「今の60~74歳は、自分たちを老人でもお年寄りでもないと思っている」

とも語られていた。冒頭に述べた80歳代超のスタッフにとっては、「年寄りだと思われる(席を譲られる)」ことが憤慨の種になっていたわけで、何歳になっても「自分は高齢者(支援される存在)である」と認識するかどうかが肝心なのだ。

 件の記事には、

 「『人の役に立てる』『年を取っても元気でいられる』など加齢をポジティブ(前向き)に捉える人は、ネガティブ(後ろ向き)な人よりも4年長生きだった」

 とも紹介されていて、「高齢者らしさ」として受け入れられている偏見を見直す教育も始まっているのだという。

そう考えてみると、「席を譲られて憤慨する」という態度は、これからの模範的な生き方なのかもしれない。

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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