WWNウエルネス通信 (2026年8月23日):「分かりあうための方法」について考えてみた~その2:まずは《私》から

さて、そのように就任した新米理事(広報担当)が考えたこと。

(1)正しい情報であっても、一方的に書き記すだけではなかなか伝わらないし、場合によっては読んでもくれないかもしれない。だから、ただ単に「情報」を伝えようとするのではなくて、読者が「気になる」ような内容や書き方をする。

 といっても、この2年間の《会報》を改めて読んでみると、前任理事が就任する以前に比べると、大幅に書き方が変わっていることに気づく。前任者に尋ねて見ると、「読みやすくなった」とか「面白く読める」というような好意的な反応が現れたとのこと。もちろん、まだ改良の余地はあるかもしれないけれど、センセーショナルに感じられたりすると、《会報》としての機能が損なわれてしまう可能性もあるので要注意だ。

(2)管理センターや理事会側が感じる問題だけではなく、居住者が日常に感じている問題も取り上げられるようにしたらどうだろうか?

 例えば、この別荘地では犬の散歩をする人が多い。もちろん、それらの方々は散歩中にすれ違ったり公園で佇んでいるときにお互いに仲良くなって分かり合えていて、すでに十分な交流が図られているかもしれない。でも、「ワンちゃん自慢」とか「お気に入りの散歩コース」などの情報交換のニーズもあるかもしれない。そう思ったのだけれど、この点については、さすがに私も件の会合では発言できなかった。というのも、あくまでも「広報誌」という位置づけの《会報》であるし、そもそも寄稿を募集しているわけではないので、居住者側の情報を掲載することには馴染まないかもしれないからだ。

(3)管理センターの職員が日頃の仕事をしながら感じる様々な問題で、わざわざ告知するほどのないようなことがらでも、共感を産むような事例があれば「話題」として取り上げてみても良いのではないか。

 例えば、秋になると折々に側溝の落ち葉やごみを収集・掃除してくれる方がいる。各住戸の自家用車が出入りするための側溝蓋(グレーチング)は外しておいた方が良いのかとかは、(普段は滞在していない)別荘居住者としては気になるし、ごみ捨てだって、「ペットボトルや缶はつぶさない」とゴミ分別案内には記されているけど、結構つぶしているケースがある。そのような何気ない事例を「できごと」として知らせることにも意味があるのではないか。

 そんな思いを口にしてみたところ、ゴミ分別問題では結構いろいろな「困りごと」があるらしい。また、隣地の木の枝のはみ出しや倒木なども住民からの要請として管理センターに届いているらしい。と、よく見てみると「木の手入れや倒木問題」は、すでに10月号のトピックとして2ページ取られていたし、「ゴミ分別問題」も、前々号で取り上げていたとのこと。

 でも、職員からの聞き取りを続ければ、意外に大切なネタが出てくるかもしれないので、これはこれで私の記憶にとどめておくことにした。

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 居住者と管理者側のコミュニケーションを図るという観点で、私としては様々なアイデアを思いめぐらしたつもりだった。でも、それをいきなり推し進めるよりも、まずは私(新米理事)こそが、前任者あるいは管理センター職員の間で形作られてきた「常識」をしっかりと理解することが先決なのではなかろうか。と、思い至った。

 もともと私の方から「こうしたい」という悲願があったわけではないし、独りよがりのアイデアで迷惑をかけては元も子もないからだ。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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