さて、那須ウォークが終わった後の初めての「徒歩旅行」を実行した2025年の大晦日。
自宅から千住を目指した私は、これまでの様々なウエルネスウォークでたどった道々をつなぎながら、最初の休憩ポイントである「千住宿奥の細道プチテラス」に到着した。
「奥の細道 千住」と検索すると、最初のページに出てくる「プチテラス」。
おおいなる「名所」をイメージしていたのだけれど、芭蕉の石像と句碑が置かれているだけの、「プチ」という言葉がぴったりの場所。
そこからはじまる旧日光街道も、「千寿七福神」や「千住宿ゆかりウォーク」で廻ったことがある。荒川を渡る千住新橋は初めて歩く道だったが、そのまま旧日光街道を北上すると昨年(2025年)5月のウエルネスウォークの帰路駅「梅島駅」を通過する。ゴールデンウィーク明け最初のウォークで、梅島西公園で解散した折に、スタッフの一人が「パスモを落とした」と騒ぎになって、「まずは交番に届けましょう」と、梅島駅から5分ほど南にあった最寄りの交番まで出向いたところ、ちょうど職務中の警官がそのパスモのケースを手にしていて書類作成を始めようとしていたところだったのだ。少し前に届けてくれた方がいたとのことで、おおいなる偶然と僥倖に驚いたものだった。
今回は、初めて渡った千住新橋から梅田通りを経て旧日光街道に出たのだが、ちょうどその交差点が交番の所在地。懐かしい交番から梅島駅へと歩みを進めて、せっかくなのでと「梅嶋西公園」を通過して、西新井駅を経て西新井大師に向かう。
ここもまた、3年前(2022年11月)のウォークのゴールだった。各々別方向から歩いてきた二つのコースのゴールがすぐ近くにあったことに気づいたのも、今回の徒歩旅行の成果だった。
ちょうど大晦日だったので、西新井大師は初詣の準備に追われていた。
そのまま環七(都道318号)を西に進み、鹿浜橋(荒川)と新神谷橋(隅田川)を渡ると北区に入る。この間、すべて初めての道。それもそのはず、環状七号道路をただただ歩くなんて、ウォークのコースになるはずがない。隅田川を渡ってすぐの宮堀交差点を左折して、神谷一丁目の交差点で都道(地下鉄南北線)を渡ると、いきなり「十条」が現れる。「十条東銀座通り」と名付けられた通りなのだが、その雰囲気はすっかりと「十条」なのだ。西新井大師からずっと環七を歩いてきた身にとっては、「商店街」はオアシスのようにも感じられた。
京浜東北線・東十条駅の北口側を渡り、そのまま埼京線の踏切を渡って十条銀座を南下、十条駅に到着した。十条近辺のウォークでは、一筋南側の通りを通ったので、ここまでは全て初めての道。十条駅でトイレを探したが見当たらなかったので、ウォークで何度か利用した北区立中央公園の公衆トイレで用を足した。
そこから、西巣鴨~新庚申塚を経て都電荒川線沿いを大塚駅に向かう。
大塚駅からは、良く歩く近所のルート。新大塚~茗荷谷を経て自宅に戻り、今回の徒歩旅行を終えた。
全部で30km弱の徒歩行だったが、足裏にマメもできずに完歩できたことがなによりの成果だった。
(続)
Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男