WWNウエルネス通信 (2026年2月15日):「徒歩旅行」という徘徊(1)千住を目指す

さて、「那須歩き」を終えて、「次の行程」を探っていたころ、見つけたアイデアが、

 「自宅から歩き始めて自宅に戻ってくる」という「徒歩旅行」。

これならば、1日の休みがあれば実行可能だし、せっかく30km歩ける足脚を維持するために月に1~2回行うのも簡単だ。ちょうど、ゆかりウォークで「江戸四日めぐり」という行程を歩いているところだが、自宅を中心として、東西南北に1日で巡れるコースを探すのも楽しそうだ。

という思い付きから、2025年12月31日の朝。自宅から東に向けて歩き始めた。

といっても、思い付きで徘徊するのではなく、事前にルートを吟味して、おおよそ30km近くの道のりを歩いて廻るという目論見である。最初のルートとして設定したのが、自宅から東に向かって千住を目指し、千住宿で奥の細道ゆかりの地を探したのちに、梅島へと北上。西新井大師を経て環状七号を西進して十条からは南下して、庚申塚から大塚を経て自宅に戻るというルート。

私の自宅は、文京区小日向のほぼ真ん中に位置する小日向台町小学校の近くで、自宅から南に進むと江戸川橋駅を経て神楽坂駅へと向かい、北へ進むと茗荷谷駅。西に進むと早稲田に至るという位置にある。電車でどこかに行くとしても北か南に向かうし、早稲田方面に行く場合は西に向かうので、自宅から東に進んでどこかに出かけることはほとんどない。小学校正門横の酒屋を目にしたとき、10年以上ぶり、もしかしたら15年近く通ってなかったかもしれないと、感慨にふけりながら東へ進む。春日通りを渡って、伝通院の裏(北側)を東へと進みながら、

「小石川七福神のコースでここを横切ったなぁ」

と、かつてのウォークを思い出す。坂を下って白山通りを渡り、坂を上ると「西片」。この西片公園は、昨年(2025年)10月のウォーク「文京区縦断」で休憩したところ。その時は北から南へと向かう道のりで通過(休憩)したのだったが、こうして西から東へと向かう別ルートで通過すると、また違った趣を醸し出す。

 「そういえば、東大前もいろいろなルートで通ったなぁ」

と、思い出しながら、本郷通りを渡って言問通りの弥生坂を下る。そのまま根津から谷中へ向かう通りも、(逆方向であったが)ウォークで通った道だし、言問通りを横切る藍染川の暗渠も不忍池から歩いた記憶がよみがえる。

 山手・京浜東北線を越える寛永寺陸橋は初めて渡ったが、橋を降りた鶯谷東エリアは、ウォークで見慣れた根岸の地。でも、すぐに「初めての通り」を進んで、三ノ輪駅に近づくとまた、何度も通過したエリアに出会う。さらに進んだ南千住エリアも、いくつかのウォークで通った場所だった。

こうして本当に久し振りに自宅から千住に向かって東に向かう道筋は、いってみれば、これまでいくつものウォークで巡ったエリアを貫通する横断徒歩行となったようだ。ひとつひとつのウォークで巡るエリアも思い出深いけれど、こうして、それらの位置関係をつないでみると、また東京という街の理解が深まったような気がした。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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