2025年12月7日、夕刻。
無事に那須塩原駅に到着して、半年前に掲げたミッションが終了した。
歩き終わってからはホッとしたのか、脚が棒のように感じるとともに、足裏にも痛みが生じて、這う這うの体という状態だった。
足裏の痛みと両脚の疲労で、翌々日までは歩くのが不自由だったが、1週間後には支障は無くなった。心配していた肉刺(水泡)も、左足裏横アーチの真ん中(第3中足骨頭)には2㎝ほど、右足裏にも1cmほどが膨らんでいたが、3日ほどで消失。
「30km歩いても大丈夫」という状態になったことで、次への期待も膨らんだ。
でも、「翌日もまた歩けるのか?」と問われたとしてら、答えは「No」だ。
じつは、前回の第5ステージを終えた後、「那須歩きの次」については、いくつかのシミュレーションを重ねていた。
当然のことながら、那須まで歩いたとはいっても、6区間に分けて、半年かけての遂行だったわけで、最初に意識した「100キロハイクを歩けるだろうか?」という課題を達成するためには、「50km×2日連続」を難なくこなす必要がある。
「100キロを2日間で歩けるなら、那須までの155kmを3日で歩けるのではないか?」というのが、那須歩きを始めたきっかけだったからだ。
でも、今のところ、「30kmを歩けるようになった」というのが関の山で、「50km×3日間」を歩き通す自信は到底まだない。
そのように考えると、自宅から那須まで(155km)の分割徒歩行を繰り返すとしても、一回の行程を50km前後(3回)あるいは40km前後(4回)ほどで終わるようにしてみたい。とはいえ、今回は6区間に分けた行程を、4区間もしくは3区間と、一区間当たりの距離を伸ばして再度チャレンジするというのも、面白みに欠ける。
そんなこんなで、次に思い浮かんだのは、那須塩原から先に進むというアイデア。
那須塩原から新白河駅までは30kmほどで、新白河駅から郡山駅までは40kmほど。新幹線を使えば、どちらも那須滞在中の1日を使えば実現可能。
なんなら、郡山から福島駅(45kmほど)まで歩いてみるのも面白い。
そんな中、「白河の関」を超えてみるのも一興だなぁ、と思いついた。
ただ、白河の関を越える奥州街道は、JR東北本線よりも東側の山を越えるので、那須塩原駅から奥州街道まで10kmほどを余計に(?)歩くことになる。
というように奥州街道歩きに思いをめぐらせていると、いつのまにか「奥の細道?」という言葉が湧いて出た。東京から那須に至る道のりはいくつかあるけれど、千住から日光街道を歩いて、日光から奥州街道を目指すという行程も、那須までの距離は少し長くなるけれども、連続徒歩行ができるような足脚になった暁には、ぜひともチャレンジしてみたい。
といいつつ、何日もの連続休暇はなかなか見つからないし、自宅から離れたエリアだと電車に乗っている時間が長くなって、歩く距離を確保するのがだんだんと難しくなってくる。
というようことを考え巡らせていると、自宅から歩きたいだけ歩いて自宅に戻ってくればよいのではないかというアイデアが、突如浮かんだ。
これなら、30~40kmを2日あるいは3日連続したとしても、電車に乗っている時間が無駄にならないし、なにより電車賃もかからない。
普段のウォークやゴルフの合間の休日に「30キロハイク」を難なく繰り返すことができるようになって、それを「35キロ」「40キロ」「50キロ」と伸ばしていけば、自宅から那須まで(155km)を2泊3日で歩き切ることができるようになるのではないだろうか。
次の目標が定まった。
(完)
Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男