WWNウエルネス通信 (2026年1月11日):「那須まで歩く(32)那須塩原駅に到着」

さて、今回(最終ステージ)の行程は31.4km。

Googleマップで確認すると、氏家駅の標高は163mで、那須塩原駅(275m)までの標高差は113m。

計算すると、300m歩くごとに1m登ることになる。

実感としては、ほぼほぼ平坦なのだけれど、途中、矢板市から那須塩原市に向かう地点で峠を越える。JR宇都宮線で通過すると、一瞬トンネルになっていることは気づいていたのだけれど、実際に歩いてみると「峠」という言葉が心にしみる。まさに「山」を「上」って「下」るという感覚。峠を下ると箒川(ほうきがわ)。ここからいよいよ「那須」が始まる。

もともと、那須野ヶ原は、那須岳(茶臼岳)の噴火によって土石が広がった扇状地で、北に那須連山、東に八溝山地(茨城県との境)、西に塩原~高原山に挟まれた地域。西の端が、塩原を源流とする箒川なのだ。

その那須野が原の西端の象徴である箒川を歩いて渡ってみると、あらためて「那須に来た」という実感がわいてきた。そこにいたる「峠」は、その高揚をもたらすための舞台装置だったのではないかとも感じられた。

それはさておき、箒川を渡ったのは14:20頃。まだまだ日は高かったのだけれど、今回の行程としては6割の地点。まだ13kmほど残っていて、少し日没が気になり始めてきたので、そこから先は、地図に従って淡々と歩き続ける。

那須野が原は「原」という言葉がぴったりの平坦な土地で、実際には「300mごとに1m」ほどの(ほとんど平らな)上り坂ではあるのだろうけれど、おおよそJR線路に並行して歩くことになる。野崎駅を右手に見ながらさらに歩き続けて、西那須野駅に到着したのが15:40。トイレを済ませて、いよいよ最後の行程へと向かう。西那須野駅から那須塩原駅間の西側(国道4号の周辺)は車でいろいろと巡ったエリアなので、線路(踏切)を渡って東側の(標高差10mほどの)峠道を進む。途中自動車が入れない道もあって「歩いてこそ」の景色が続く。

蛇尾(さび)川を渡り終えたのが16:30頃。

ちょうど、太陽が西の山に隠れるところだった。

そこからは、どんどんと周りが暗くなる。

那須塩原駅に到着した17:06には、あたりはすっかりと暗くなっていた。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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