さて、9月27日(土)に、第4ステージ「小山~雀宮」の行程を歩き終わった直後に、第5ステージの計画に取り掛かった。最大の課題は日程。年末に向けて残された3か月の中で、雀宮から先の道のりを2回に分けて歩く日程を見つけるのが、なかなか容易ではなかった。
というのも、10月からは授業が始まるので火曜・木曜はゼミでNGだし、木曜夜は飲み会なので、できれば金曜日も避けたい。また、土曜日も授業や入試業務でほとんど埋まっているし、当然のことながら水曜日はウォーキングが入っているので那須歩きはできない。もちろん、「丸1日空いた(歩ける)日」を探すことは容易なのだけれど、どのようなダメージに襲われるかに予断を許せない状況でゴルフの前日に歩くのはリスクが高いし、宇都宮の先は、乗り換え時間も含めて往復電車の所要時間も長くなる。できれば各々のステージでは那須に泊まれる2日以上の空き日程が欲しいとの思いから、雀宮以降の行程を捻出するのは容易ではなかったということ。
最終的には、12月の7~8日(日・月)の空き日程を最終ステージ(7日に那須塩原到着でそのまま那須泊)にあてることにして、雀宮からの第5ステージは日帰りとすることにした。といっても、ウォークやゴルフの前日も避けるとすると、すでにかなりの日程が埋まっていて、10~11月の間では、10月11日(土)と13日(月・祝)の2日間しか空いていないということが判明した。第4ステージでは大きなダメージはなかったとはいえ、11日までには2週間しかないので、それまでに「長く歩ける状態」に復帰していることが前提となるわけだが、それを逃すと12月7~8日を雀宮からの第5ステージに充てなければならず、年内に那須まで到達することが難しくなる。
幸い、この間のウォークやゴルフでは、歩くことには全く支障を感じなかったので、10月10日(金)に雀宮からの第5ステージの最終シミュレーションを行った。最も苦労したのは、雀宮から宇都宮を越える行程。第4ステージのゴールは雀宮駅西口で、そのまま西口から国道4号にでるのが最もわかりやすい(迷わない)コースなのだけれど、雀宮駅から新幹線をくぐる通路を300mほど歩いて雀宮駅東口のロータリーに出てみるのも興味深い。そして、東口から歩き始めたとしたら、そのまま宇都宮線を渡らずに宇都宮駅の東側を通って、最近できたLRTを眺望するのも魅力的だ。
どのルートを通るのかが決められないまま11日朝を迎えた。
ところが、太平洋沖を通過する台風(熱帯低気圧)の影響で、その日はあいにくの雨。
さすがに、雨に濡れて歩くと靴内のそこかしこにマメ(水泡)ができるのは必至だし、雨天用の装備も用意していないので、11日は中止として、曇天が予想されていた13日に延期することとした。
ということで、12日夜の飲酒はほどほどにして、13日(月・祝)の朝7時過ぎに自宅を出て、9:15に雀宮駅東口を出発したのであった。
(続)
Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男