WWNウエルネス通信 (2025年10月16日):「那須まで歩く(21)第4ステージへの準備」

ということで、「ゆっくり歩けば痛みを感じない」と感じ始めた9月中旬頃からは、第4ステージを具体化する計画を立て始めた。当初は小山~宇都宮の30kmの構想だったところを、宇都宮駅の一つ手前の雀宮駅までの22kmと距離も短縮した。前回は22kmの間々田駅までは何らの異常もなかったのに、最後の一駅分(8km)でダメージが出現したことを踏まえて、無理せずに様子を見ることとしたのだった。日程の候補としては、9月22日あるいは27日を想定していたが、余裕をもって27日(土)に小山~雀宮の22kmを、第4ステージとして歩くことにした。

また、今回の主要な留意点は、マメを作らないこと。そのために、歩き方の改善も試みた。もともと、私の足は横アーチがつぶれているために、普通の(横アーチ正常の)人には出現しない箇所(第3中足骨頭付近)にマメができる。一般に、標準的な「しっかり歩行」では、着地時の踵への荷重が小指球から母指球に移動して第一指(拇指)の先端で蹴り出す(ローリング)。私の場合は、足裏全体で着地した後に第3中足骨頭(マメができる箇所)に直に荷重が移行。そのまま第3指先端で蹴り出すことになることから、第3中足骨頭にマメができるわけ。さらに、歩幅が伸びると第3中足骨頭に背屈負荷がかかって、痛みの原因となる。それゆえ、一般に言われているローリング歩行を、時々意識したりしたのだった。

どうして「時々意識」なのかというと、歩き方を意識すると大抵は歩き方がぎこちなくなって負荷が偏在して、意図しないダメージが出現することがあるからだ。普段から時々横ローリングを意識することで、無意識に反復できることを期待したのであった。

それと、前回の反省から思いついたことがあった。それは、「休憩の影響」である。前回は、折々の休憩時に椅子に座って靴を脱いだ。靴下と靴内を乾かすことでマメの発生を予防しようとしたからだ。しかし、歩行時に圧迫されて血流が抑制した状態から解放されれば、足部に体液が充満することだろう。もし、歩行時の圧迫によって皮下損傷が発生して、リンパ球が集まりやすい状態になったとしたら、足部の体液量も多くなって、水泡ができやすい状態になるのではないだろうか。前回22km地点の間々田駅では、靴を脱いで20分ほど休憩したが、その時点では水疱が発生する気配は全くなかったのに、その後の8kmの歩行で、見事に膨れてしまっていたからだ。だから、今回は、ゴールするまでは靴を脱がないこととした。

念のため、吸湿性に優れて圧迫効果も有する登山用ソックスを購入して装着。第3ステージ用に準備した熱中症対策も装備して、9月27日9時20分に小山駅西口を出発した。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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