WWNウエルネス通信 (2025年8月25日):「那須まで歩く(12)次なるステージに向けた準備」

さて、前回(6月30日)は熱中症になってしまったとはいえ、ダメージは少なかったので、翌日からは次のステージに向けての準備に取り掛かかる。

 初回は自宅~大宮(26km)、前回は大宮~東鷲宮(23km)であり、今回は「東鷲宮~小山」の30kmを歩くこととした。

 予定日は7月30日(水)。気温も日射も前回よりは高くなることが予想されたので、前回の愚を重ねないための熱中症対策は必須であったが、その他にも、道を間違えないためのルート確認や、飲食補給所の確認も重要な準備作業の一つだった。また、那須までの155kmの道のりを一気に歩くためには、水泡(マメ)を作らない「強い足裏」も必要なので、今回は少し距離が長いとはいえ、「マメを作らずに歩く」ことも、大きな目標とした。

熱中症対策の第一は日除け帽子。前回は背後からの日射に苦しめられたので、頚背部をカバーする日よけ付きの帽子を購入。フェイスマスクは余計だったが、あご紐はまさかの突風に備えて役立つかもしれないし、なにより背部日除けにポケットがついていて、保冷剤を保持できるのが嬉しかった。

また、「道を間違えない」対策として、今回は、提示されたGoogleルートを拡大してなぞるとともに、気になる箇所はストリートビューで確認したのだった。

ストリートビューで確認して分かった(良かった)のは、

1)利根川沿いの国道で、途中から歩道がなくなっていたこと、

2)利根川橋を渡り終えた交差点に横断歩道が見当たらなかったこと、

3)古河駅の手前で宇都宮線をオーバーパスしてきた国道345号を渡る交差点で、超えてから右折するように示されている道は「車通行止め」になっていて、歩行者だけが進める細い路地で、しかもGoogleマップではそこまでの道路は左側を歩くように指示されていたのだけれど、予め右側を進んでいないとその道に進めないこと、

4)古河駅から小山駅までは、ほとんどすべてが「線路沿い」を歩くのだが、よくよく拡大してみると途中で線路(踏切)を渡る箇所がいくつかあり、踏切を渡らずに進むと行き止まりになる箇所があること、

などであった。

 これも、前回までに、Googleマップで示されたルートを(印刷して持参したとはいえ)そのまま歩こうとしても、細かなルートの指示に気づかずに道を踏み外したりしたことがあって、その経験が生かされたのだといえる。でもまだ、実際に現地に行ってみないとなにが起こるかわからない。それもまた、今般の「那須歩き」の目的の一つだったのである。

 最後の「飲食補給処の確保」に関しては、今回のコースでは、ほぼ中間(14km)地点の古河駅で昼食休憩と飲料補給を行えることを確認した。高架ホーム下の駅ビルに「VAL古河」というショッピングモールがあって、その1Fに弁当・総菜売り場とイートインスペースがあることを見つけたのだ。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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