WWNウエルネス通信 (2025年7月10日):「那須まで歩く(7)大宮の魅力」

さて、那須徒歩行の第2ステージは、大宮から久喜まで。

最初は東向きに歩くルートが示されていたので、大宮駅の東口から地上に降りてロータリー北側から歩き始める。

 ロータリー北側の信号を待っていると、目の前に「すずらん通り」という狭いアーケードの入口。「せっかくきたのだから」と、駅前の広い通りではなくてこちらのアーケードを覗いてみることにする。それなりに楽しみながら、ふとスマホを見ると、じつは、推奨されていたのは駅前の大通ではなく、この道の一つ北側の筋の、こちらもなにやら愉しげな横丁だったということに気づく。そこで、最初の角で左に折れて、もともと推奨されていた路地に合流する。店は閉まっていたけれど、趣向が凝らされたたたずまいを見ながら歩くのはなかなか愉しい。おそらくは「最短」というだけで表示しているだけなのだとは思うけれど、グーグルもなかなか粋な計らいをするものだ。

 それはさておき、進むべき道筋を誤らないように、再度、大まかな方向とスマホに示されている道筋を慎重に見極めながら、歩むべき方向を確認。繁華街を歩くときはよほど慎重に進まねばと、自分を戒めてから、正しい道を進む。

700mほど進んだところで「氷川神社入口」の交差点。地図で確認すると、この交差点を左(北)側に曲がって参道を進むと「武蔵一宮氷川神社」とある。そのエリアは「大宮公園」となっていて、神社の東側にはアルディージャの本拠であるサッカースタジアムや野球場、競輪場がある。公園も歩くのも楽しそうだけれど、それはまたの機会(那須歩き本番)にして、今回は、指示された通りの産業道路ルートを進むことにする。

 大宮公園東側に沿って産業道路を北上すると、「サッカースタジアム前」というバス停。こんなところにどれほどのバスが通っているのかと時刻表板をみてみると、何も書かれていない。つまり、定時運行をしていないということ?

きっと、試合があるときだけ、大宮駅や東武線・大宮公園駅とを結ぶ臨時バスが運行するのだろうと想像してみた。でも、どちらの駅からも1kmもないのだから、「歩いた方がよほど便利で楽しいのに」と思いながら、これはこれで「謎」として、次に進むことにした。

 さてさて、産業道路を北に進むと、東武線・アーバンラインを跨線橋で超える。ちょうど頂上(線路の上)に差し掛かった時に電車が通れば愉しいなと期待していたのだけれど、跨線橋のスロープを登り始めてから渡り終えるまでの数分間には、上り下りともに電車の姿は見えなかった。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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