WWNウエルネス通信 (2025年7月6日):「那須まで歩く(6)25km徒歩行を終えた後の身体変化」

すでに申し述べたように、先月初め、自宅から大宮まで25kmの道のりを歩いた。

当然のことながら、途中から足裏に軽い痛みを感じたし、自宅に帰ってみると、両足の裏に大きな肉刺(マメ)ができていた。ちょうど第3指(中ゆび)の付け根で、母指球と小指球の間。私の足は横アーチがつぶれて平坦になっていて、歩くたびに第3指の付け根の箇所に荷重するので、長く歩き続けると、いつもそこに肉刺ができる。

 今回違和感を覚えたのは、20kmほど歩いた地点、ちょうど浦和の別所沼あたりを歩いているころで、その後の5kmの道のりも肉刺を意識せずに歩き切ることができた。しかし、帰りの電車で座っている間に肉刺は大きくなっていったようで、最寄駅から自宅までの10分間の歩行は、よたよただった。自宅でシャワーを浴びてからしげしげと眺めてみると、いつもの場所にタテ3cm×ヨコ2cmほどの肉刺。右足裏の肉刺にはわずかに水が溜まっているようにも感じたが、そのまま放置することにした。

 翌日はゴルフ。前々から予定していたことで、それなら前日に25kmも歩かなければよいのにとも反省したのだけれど、一晩経ったら痛みはなかったので、そのまま出かけた。とはいえ、ゴルフでも1万歩程度は歩くので、最後の3ホールくらいは前日の浦和~大宮間のような感覚。ショットが少し乱れた、というか最後は惰性でプレーしていたような気もする。その週は、火曜日が所沢、水曜日がウエルネスウォーク(九段下~日比谷公園)、木・金・土曜日は早稲田に出勤。放置していた肉刺は、酷くなることもなく落ち着いていた。

肉刺の外皮は、水が溜まって完全に真皮からはがれてしまうと破れて剝けるのだが、内部の水が自然に抜けて剝れずに固着して治ることもある。今回は、1週間たってもまだ外皮が浮いている感じがあったので、もしかしたら剝れるかもしれないと覚悟はしていたところ、はたして翌週月曜日。お風呂で体を洗っているときに、肉刺の皮が剥けた。でも、肉刺ができてから1週間経っていたので、現れた内皮もしっかりとしていて、「このまま強くなってくれ!」と期待できた。

 その後は、2週目ごろから右足裏の第3指の付け根のくぼみ、肉刺のできた箇所と指骨の間に、小さなできものが生じて、触れるとわずかに痛みを感じたものの、歩いても痛みが生じるわけではないので、気にせずに放置。また、右足拇指の付け根の中足骨部位に、時々わずかな痛みを感じることもあったが、これもまた気にしないうちに消失していた。

 一番長く影響が残ったのは、股関節のこわばり。いつもの5~6kmのウォークでも、ウォークの後に股関節や足首がこわばるのだけれど、さすがに25kmの大宮徒歩行後のこわばり感はなかなか抜けない。とはいえ、歩けないわけでもないしゴルフにも支障はないので、3週間たった頃には「次の行程」を意識するようになった。

ということで、4週間後の6月29日の朝10時。那須歩きの第二ステージとして、久喜を目指して大宮駅を出発したのであった。

(続)

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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