今回私が那須に移動したのは、8月4日・日曜日のこと。その日は「のどの腫れ」を感じる程度だったのだが、3日目の火曜日には咳痰と鼻水が出るようになるとともに、しゃっくりが始まった。それが、翌水曜日夜半には、「息ができない」という事態にまで緊迫したのだ。明けて木曜日は、「咳痰・鼻水」「しゃっくり」「呼吸困難感」という3つの症状が昼間から続く。この3症状が関係しているのか無関係なのかも(Webで調べても)わからなかったので、「放置するしかない」という状況。でも、寝ている間に息ができなくて窒息死するかもと勘繰ったので、翌日(8日・金)に受診することを決意した。
かねてから、現地の医療機関として認知していたK病院の受診案内を調べて、金曜日の朝(8時~受付、9時~診察)に病院に出向く。何しろ初めてのことなので、駐車場の仕組みも建物入口も含めて、全く勝手がわからない。初診受付で「しゃっくり&呼吸困難感」という症状を告げて(8:15)、呼吸器の医師の存在を確認したのちに「内科」を受診することとなった。内科受付でファイルを渡した(8:30)後に、「体重・血圧測定」と「コロナ検査」を済ませて診察室の前で待機。9時から始まった診察の3番目で呼ばれた(9:15)。5分ほどの問診を経て、胸部レントゲン検査。その結果を待って再度診察室に(9:40)。
「肺には異常はないのですが、食道の下部が大きい(肥大している)のが気になりますね」
とのことで、CT検査。
「食道の下部が肥大して噴門部が狭くなっているのが気になる」
とのことで、消化器科に移動(10:20)。
消化器科の問診では過去の病歴を問われて、「20年ほど前に逆流性食道炎の診断を受けた」ことを告げた。「胃カメラを撮る」ということになって、予約の確認をしてくれたようなのだけれど、翌日が満杯だった様子。その後は連休だし、なんとか急いで検査してくれようとしたのか、
「今朝は食事を摂りましたか?」
と尋ねられた。思わず「ハイ」と答えたところ、
「何を食べましたか?」
と追いかけられる。「ご飯とみそ汁」と答えたところで、
「今日は無理なので、明日内視鏡検査をしましょう」
と告げられる。胃の中に味噌汁の具(わかめや菜っ葉など)が残っているのに胃カメラはできない。朝食を摂らずに受診したら、このまま一気に胃カメラ検査までできたのにと、少し後悔した。
でも、埋まっていた翌日の通常予約の終了後に追加で「11:15」の枠を取ってくれたので一安心。検査の説明や同意書記載を経て、会計受付にファイルを提出した(10:50)。
久し振りの病院は、とてもテキパキとして待ち時間もほとんど感じさせないばかりか、会計処理もあっという間。11時には病院の駐車場を出て、那須塩原駅に向かうことができた。
DXの恩恵もあるとは思うのだが、病院の進化には驚かされた。(続)
Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男