「うわっ、もう8時過ぎ!!」
今朝、目覚めて驚いた。というか、慌てた。
本日はウォークだったので、8時20分には家を出る予定だったからだ。
じつのところは、短針を見間違えていただけで、「7時15分」と知って安堵した。
もちろん、すぐに起きて朝のルーティンに取り掛かる。
昨夜寝たのは、22時時過ぎ。
深夜1時過ぎに目覚めてトイレに行き、次に目覚めたのが4時55分。
どうして分単位まで覚えていたかというと、ちょっと気になる案件があったので、
「もう起きてしまおうかな」
と一瞬思ったから(もし起きたとしたらスマホを見てパソコンを開いてと続く)。
でも、スマートウォッチ(以下、《時計》)を見て、まだ「睡眠時間」が表示されていなかったので、「やっぱり寝よう」とベッドに戻った。ただ、少しだけ覚醒してしまったようで、なかなか寝付けない。右手首を動かさないようにしていたので、
「《時計》は寝ていると思っているかな?」
などと余計なことを思い浮かべる。気になって本当の時計(目覚まし)を見ると、まだ5時15分ほど。
その後、寝返りを打ったりしているうちに、頭の中がじわじわと呆けていく感じ。
「このままだんだんと意識が薄れていくと深睡眠になるのかな?」
などと、これまた余計なことを考えているうちに意識が飛んだ。そして、ふと気づいて枕もとの目覚まし時計をみて、冒頭の驚愕になったというわけ。
ここまでいろいろと思いを巡らせていたわけだから、「熟睡」とは決して言えないのではないかと思うのだけれど、《時計》をみてみると、22:28から7:16までの8時間48分の睡眠が
「深睡眠5:53、浅睡眠2:33、レム睡眠0:12、覚醒0:10」
と記されており、《時計》の認識としては「熟睡」といっても過言ではないようだ。
さて、起床後に顔を洗ってタオルで拭いた直後に、大きな欠伸。思わず両手が上に伸びた。
本当に熟睡したのなら、「あ~、よく寝た」というような言葉が出ても良さそうなのだけれど、決してそんな気分ではない。むしろ「まだ眠い」と言いたいような気分。
果たして私は、「よく眠れた」のだろうか?
もしかしたら、私の睡眠状況は、私自身の自覚を越えて《時計》が支配しているのではなだろうか?
なんだかすっきりしない朝だった。
Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男