さて、長らくメガネの話ばかりが続いているが、1月4日に最初のA店を訪れてから、3回目の測定結果を確定値として、最終的にC店でメガネを発注したが1月7日のこと。ゴルフのための屋外用(遠用単焦点レンズ)と、室内用(中近用の多焦点レンズ)の2種類のメガネを購入発注した。多焦点レンズの調整には時間がかかるらしく、引き渡しは1月19日以降とのことで、20日(木曜日)に受け取った。
屋外用は遠くだけしか見えない(書類やPC画面は見え難い)のでゴルフ専用にして、屋内用の中近用メガネを早速装着した。それまで「デスクワーク用」として使用していたのは、「近近用」のレンズで、室内でテレビを見るのも不自由だった。といっても、書類を見ながらPC作業を行うために、わざわざ遠くが見えない(ぼやける)メガネを作ったのだった。
新たに購入した「中近用」は、優れもの。
それまでは顔を近づけて見ることも多かったPCの画面もくっきり見えるし、3m先のテレビ画面もよく見える。なにより、レンズの上のほうで見ると、「遠用」と同じ度数なので、外を歩いても看板の文字がよく見えるし、運転しても支障がないとも感じられた。早速、その日から「中近用」のメガネだけを装着することにした。
ところが、2日ほどして右目の見え方に違和感を覚えた。片目ずつ手掌で覆ってみてみると、右目の視力が少し衰えたような気がする。
繰り返しになるが、今回のレンズの近視矯正度数は、「右が-4.25、左が-5.25」と左右で「1.0」の差がある。これは、3回の測定結果を経て、最終的に納得して確定したものなのであるが、今回の3回の結果を並べると次のようになる。
1回目「右-4.50、左-5.25」
2回目「右-4.50、左-5.25」
3回目「右-4.25、左-5.25」
つまり、左の矯正度は同じなのだけれど、右の度数は3回目が少し弱い。
ちなみに、これまでの遠近用メガネの度数は「右-4.50、左-5.00」で、左右の差が「0.5」しかなかった。それを、右と左を各々「0.25」ずつ弱強させて「右-4.25、左-5.25」と左右差を「1.0」にしたのだった。
今回の1回目と2回目の測定結果は、従来の度数と比べて左の度数(左右の度数差)を1度(0.25)強くするという処方だったのだが、3回目の確定値では、右も1度弱くすることで、結果的に左右の度数差を2倍にしたということ。
もちろん、前回のメガネを作った4年前に比べて視力の左右差が広がったという現状に合わせることがメガネの調整なのだから、左右視力が同じになるように矯正したら、左右の度数差が広がることは当然のこと。
でも、1回目と2回目の測定ではその差が「0.75」だったのに、3回目の確定値では「1.0」に広がっていることには、違和感を覚えてデータを見返してみるまでは気づかなかった。
3回目の測定の時、私は両目ともに同じように見えたし、「これが適正」と確信して購入したのだけれど、そういえば、2回目の測定の際は20分ほど装着して「違和感」をチェックしたのに、3回目の測定&購入時には、店内を少し歩いた程度で購入を決めていたことを思い出した。あの時20分程度じっくりと装着していたら、この違和感に気づいたかもしれないのに。
せっかく3回も測定を繰り返して、1回目と2回目はそのたびに店員を失望させていたのに、3回目の測定の際は、測定後ただちにフレームを選んでしまっていたことも思い出した。
私はまだまだ「厚顔」を貫き通す勇気が足りなかったのだなぁと、改めて反省した。
Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男