WWN:6月のウォーク

******* WWNウエルネス通信 (5月26日配信)*******

 6月のウォーク(9:30~10:00受付):

6月2日&16日(水)「明石町から銀座へ:レトロ建築をめぐる」(5.6km)

 集合:築地川公園(多目的広場)(最寄駅:東京メトロ有楽町線 新富町駅 出口6) 

解散:京橋公園(ゴール最寄駅:東京メトロ有楽町線  新富町駅)

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6月のウエルネスウォークは、まるで「ゆかりウォーク」。

中央区に散在する「レトロ建築」の数々。

いずれも関東大震災(1923年)の焼失後に建てられたビルで、もうすぐ「築100年」を迎えることになる。

震災後建築で代表的なのは「震災復興小学校」。大震災で被災した小学校を、復興事業の一環として鉄筋コンクリート造(RC造)で再建したもので、隣接して「復興小公園」を併設して災害時の避難所を兼ねるところもあった。

 

今回巡る「レトロ建築」の最初は「明石小学校」。

 1926年築で、当時のヨーロッパで流行していた建築様式などが随所に取り入れられている。道路を渡って向かいの「カトリック築地教会(1927)」、「聖路加国際病院旧館(1933)」「トイスラー記念館(1933)」と続き、「勝鬨橋(1940)」を横目で見ながら「築地本願寺(1934)」へと向かう。

 休憩後に、「歌舞伎座(1924)」、「ライオン銀座七丁目ビル(1934)」を経て、花椿通りのうどん屋(木屋)のビルが「第一菅原ビル(1933)」。花椿通りからだとわかり難いので、いったん「豊岩稲荷」の路地を経て裏から第一菅原ビルを臨む。その後、「交詢社ビル(1929)」、「丸嘉ビル(1929)」、「電通銀座ビル(1934)」と、ちょっと目にはそれとはわかり難い「大正レロト」を観察する。

 工事中の手前路地を右に曲がると正面に「朝日新聞」の大きなビル。と、その手前が、都選定歴史的建造物に指定されている「泰明小学校(1929)」。数寄屋橋公園での休憩を経て、ソニービルの跡地を目にすると、今までの建物がみな、「ソニービル竣工前から撤去後の今までずっと使われてきたこと」に感慨を覚える。

 そして、銀座4丁目「和光ビル(1932)」の重厚さに圧倒された後に、「教文館・聖書館ビル(1933)」、「松屋東別館(1927)」、「ヨネイビル(1929)」、を経て、いまだに手動扉式エレベータを実用している「奥野ビル(1932)」を過ぎて京橋公園で解散。

 大正モダンをイメージさせる歴史的建造物が遺される傍らで、銀座シックスやソニービルなどの進化が進む街。最近のウエルネスウォークには珍しく、信号が多いのも今回の特徴。景色の観察に執心すると歩みが遅くなるので、一つひとつのビルでは少し時間を取って巡りたいと思っています。距離は短いのですが、解散は12時半ごろになってしまうかもしれませんので、ご了承いただきたくお願いいたします。

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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