マスクによるのどの痛み(1月25日)

いつのまにか、外出時のマスクを気遣うようになった。

最初の頃は、無意味なマスク着用には頓着しなかったのに、店舗等(入場施設)の要請に応じてマスクを着用するようになり、教室授業や講演の際には当然ながら着用が必須。最近ではカバンやポケットの中に予備マスクがあるかどうかを外出時にチェックするまでに至っている。

それはさておき、先ごろのウォークの際のこと。前日使用した政府支給の布マスク(いわゆるアベノマスク)しかなかったので、そのまま再利用したのだが、昼頃になるとほのかな匂いが感じられたので、キッチンハイターで消毒して(もちろん何度かすすぎもしてから)乾かした。

次に着用した際に、今度はわずかながらの消毒臭。キッチンの布巾などではさわやかさを感得させるほのかな香り。最初は同じように、“マスクの清潔感”を主張していた。ところが、しばらく着用していると、喉にわずかながらの違和感が。

そりゃそうだ。「ほのかな香り」といっても、もともとは次亜塩素酸なのだ。呼気で温められたマスク布を通じて、塩素系ガスも吸い込んでいたのだろう。きわめて濃度が低いといっても、喉に刺激を与えるには十分なのかもしれない。

ということで、じつは教室ゼミの際に気づいたので、しゃべらないときにはマスクを外して、しゃべる時だけ着用するようにした。

そういえば、1年ほど前には、次亜塩素酸ガスを発生させる「ウイルス撃退装置」を首に吊り下げている人もいたけれど、さすがに吸い込んではいけない。しかも、マスクを着けると、マスク内に含まれる成分を含んだ空気しか吸うことができないのだ。というか、ほとんどの人は、マスクに含まれる「消毒成分」なんて意識しないでつかっているのだろうな。

なんていうことを、ふと思いながら、今回の騒動を横目で眺めている。

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