WWNウエルネス通信 (11月29日):「長生きを愉しむ/すっきりめい想体験」

今月はずっとこの話題を続けているのだが、今回も、品川健康講座の話。

じつは、11月8日に行われた品川健康講座のテーマは、「長生きを愉しむ」。

どうして、このテーマでの講座で〈膜〉と〈痛み〉の話をしなければならなかったのか。

 それは、身体に痛みを感じていると「長生き」を愉しめなくなるからだ。つまり、「痛みの解消」は、老後の人生を豊かにするとともに、長い人生を堪能することを可能にする。だからこそ、(じつは)ほとんどの日常動作が「楽に」動けるということを自覚して、「きついな/つらいな」と感じたときには、きっと無理なく楽に動かすこと(方法)があるはずだと考えることで、「楽な動き」が探せるようになるのだと気づいてもらうこと。それが、「長生きを愉しむ秘訣」になるのだと伝えたかった。

 本日は、今月の二回目。タイトルは、「すっきりめい想体験」。

 まず最初に、「めい想」の宗教的性格、というかヨガやマインドフルネスなども含めて、そもそものスピリチュアルな要素を抑制したメディテーションのアプローチが流行っていることを解説して、「様々な《とらわれ事》から心身を解放するテクニック」だと伝えた。そういえば私も、ちょっとしたときに些末なこと事を思い出して、時には床に入ってからもパソコンを開きたくなることがあると吐露し、私自身に「めい想」が必要なのかもと自分事から話を始めた。

 奥田さんにバトンタッチして、呼吸法を中心としたいくつかの実技を試した。めい想自体の目標は《意識の昇華》なのだが、講座中に意識を失われると困るので、折々に解説を交えながら、《意識》自体は保持してもらうように努める。でも、私自身は最初の呼吸実技で危うく眠りに落ちそうになった。

 それはさておき、リラックスして夜の就寝を充実させるためにも、心と体を解きほぐすめい想技法は役に立つと感じ入った次第である。

 こうして、今月の品川健康講座は無事に終わったのだが、いよいよ、12月は「基本動作《座る・立つ》を学ぶ」と題して、「楽な動き」をマスターする実習を予定している。前回も記したが、「椅子からの立ち上がり」は、私たちの講座では基本の〈キ〉。そこで、まずは「椅子からの立ち上がり」を端緒として、「寝ころんだ姿勢からの立ち上がりと寝ころび方」と続け、さらには、その延長として、日常生活の様々な動作を《楽に》動かす方法を学ぶ。楽に動けさえすれば、膝にも腰にも負担がかからないので、痛みの原因となる無用なストレスを避けることができる。

 このようにして、「動ける身体」を創っていこうというのが、Wasedaウエルネスネットワーク(WWN)の活動のポリシーなのだ。

 この12月講座を経て、1月には「お口とお尻を締めなおす/歩き方を育てる」とつなげて、今年度の品川健康講座を締めくくる予定である。

 今月はずっと「品川講座」の話で、ここに参加できない方には「オアズケ」のような不快感を与えたかもしれないが、この講座の成果を踏まえて、来年は、皆さま向けの講座を開催できるようにしたいと思っている。

乞うご期待。

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