WWNウエルネス通信 (10月18日):「高くなった血圧」

 先日、ふと思い立って、7年ほど前に購入した電池加圧式の自動血圧計の箱を開けて、血圧を測ってみた。

別に、機械の調子を確かめようと思ったわけではないのだが、5年ほど使っていなかったので、もしかしたら電池が切れているかもと少々案じたりもした。

 100、130と加圧が進み、160で止まる。と思ったのもつかの間、また圧が上がりだした。

 「あれっ、こんなに高くなるんだったっけ?」

といぶかしく思っていると、180まで進んだところで下がり始めた。

160、150と下がり、100に届く前に圧が抜ける。結果は、

 「155/115mmHg」

こんなに高い数値は初めてだったので、その後3度繰り返したのだが、さほど変わりがない。

 「ちょっと高くなったなぁ」

と原因をあれこれと思案したのだが、特に思いつかない。きっと、この2~3年の間に、少しずつ高くなってきたのだろう。

 そういえば、5年前と比べるとお酒が残るようになったし、体重も2~3kgほど増えた。

でも、今年の1月に検診を受けたときには、特に気になることはなかったと思いなおしたのだけれど、そういえば、

 「ちょっと高めだけれど気にする必要はないでしょう」

ということになったのかもしれない(というか、だんだんそのように思えてきた)。

 検診の結果は確認できないので、定かではないのだが、自分に都合が良いように思うのは、私ばかりではないだろう。

 こういうとき、というか、検診で「血圧が高いですね」と言われたとき、もし医者に相談に行ったとしたら、薬(降圧剤)が処方されるのだろうなと、別の思いがよぎる。

 でも、どうして血圧が高いと《薬》で下げようとするのだろうか?

 私のような、特に原因がはっきりとしない高血圧は、生活習慣に起因するもの(生活状態に適応した身体の状態)だと言われている。

というか、そのことを信じていない人はもはや存在しないのではないかと思うのだが、どうして「薬で下げよう(下げたほうが良い)」という発想がうまれるのだろうかと、さらなる疑問が浮かんだ。

 私の血圧「155/115mmHg」は、今では「高血圧」と診断されるレベルなのだが、それは、今の私の身体の隅々に血液を送るために必要とされるレベルだということ。だから、もし薬などで血圧を下げたとしたら、体の隅々に血液を送れなくなって、どこかに支障をきたしてしまうのではないだろうか。

 そういえば、足首を回すと一部ぎこちないエリアがあるし、ふくらはぎも少しむくんでいるようにも感じる。

手足の指がしびれたりはしないけれど、足指の一部の感覚が少し鈍いような気もする。

手指に比べて足指は赤くなりにくいので、もしかしたら足部の血液の巡りがぎこちないのかもしれない。

 と、ここまで考えて、足首をゆっくり回したり足部のマッサージを試みる。あまり、気にしてもいけないので、思いついたときに触るくらいなのだが、しばらく続けて様子を見ようと思っている。

 と過ごしていたある日。血圧を計ろうとしたら、加圧ができない。電池切れと観念して交換したのだが、一応加圧はするものの、どうも加圧の調子がよくないような気がする。

あれっ!? (もしかして壊れた?)

 一応、それらしい(150前後の)数値がでるので、たぶん大丈夫だろうと思うのだが、でも、もしかして、5年ぶりに測った(冒頭の)最初の段階から狂っていたのだとしたら(本当の原因が血圧計の故障だとしたら)笑い話ではないか。

 今度、ゴルフに出かけたときに、浴室の血圧計でちゃんと測ってみようと思う。

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