WWNウエルネス通信 (3月29日配信)“暇の効用”

本日は、雪。

夕刻前には雪は止んでいたのだが、寒くて外に出る気も起らず、結局一日中部屋の中で過ごした。

それはさておき、先週火曜日には「東京オリパラの延期(今年は中止)」の報があり、水曜日には東京都知事からの「週末は外出を控えるように」との要請。世の中はコロナ禍に振り回されているようにも思っていた。もちろん、私自身も思考停止に陥っているかのような状態だった(と思っていた)。

でも、よくよく思い起こしてみると、「オリパラ中止」の報があった火曜日には、「イベントが可能?」との思いから7月の会議場の空き状況を調べていた自分に気づく。東京オリパラ開催が決まった2013年9月から、私たちスポーツ関係者にとっては、2020年7月~9月は、すべてのスケジュールがオリパラ関係で抑えられていた。だから、いつも7月に開催していた学会も5月に前倒の予定だったし、その間(7~9月)に何かのイベントを開催できるとは全く思ってもみなかったからだ。ところが、いざ「空き状況」を問い合わせてみると、ほとんどの日程が空いていることが分かった。

そこで、まずは、5月に予定されていた学会大会がウイルスの影響で開催できない場合に備えて、7月の土日の会場を予約。その後、「オリパラ延期の影響とスポーツ界がとるべき対応」を検証するためのシンポジウムでも開けないかとのアイデアも浮かぶ。

コロナウイルス騒動で、早稲田大学の授業開始が5月の連休明けにずれ込んだので、私としては「いつも以上に暇な状況」が1カ月以上も続くのだが、暇を持て余していると様々なアイデアが浮かんできてしまう。もしかしたらそれを「良からぬ考え」と感じる方もいるかもしれないのだが、《暇》の効用があるのだとしたら、「コロナ禍」というのも実はチャンスにつながるのではないかと感じた次第である。

Wasedaウェルネスネットワーク会長・中村好男

http://wasedawellness.com/

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