WWN正会員各位
次回の「魚住サロン」は、以下の予定です。
日時:5月19日(日)14~17時
会場:早稲田大学26号館1102室
お申込:https://wasedawellness.com/seminar/ (5月12日までにお申込ください)
内容:
第一部「問題症状へのアプローチ」
・YOさん(謎の股関節痛)
第二部「巷のトレーニングのウソ本当:part4」
前回は、「吉田さん/亀崎さん」の問題解決技法を学んだ後で、「福田さん/柴田さん」と立て続けに見事な「診立て」を披露していただいて、まさに“目を見張る”思いでした。
今回の症例は、WWN登録会員の皆様に募集して「問題症状」を申告頂いた方で、魚住先生とは以下のような情報交換を致しております。
【本人申告(3/24)】
- 62歳・女性。10年程前から初心者のバレエを習っている。
- 二年前に左股関節に痛み。整形外科を受診(股関症の診断)。理学療法士に指導されたストレッチを行う。
- 半年ほどで痛みや動きは多少改善したが、右股関節にも痛みが出てきて再診断(両股関節症に変更)。
- その後、18年6月までリハビリに通った。今は整骨院のマッサージに週1で通っている。
- 痛みの原因は体幹特にお尻が弱いと言われ、それなりに回復していると感じているが股関節の奥がまだ硬く股関節を深く曲げる、開脚、走ることはまだ回復の途上。
- 股関節の動きの悪さの改善とどのようなケアが必要なのかを知りたい。
【魚住先生のアドバイス】
- 両股関節を温める(両側の大転子にホットパックを当てる)。
- お風呂で、体温が38度くらいに上がるまで浸かる(入浴)。
- 朝と夜の体温計測。
- 這い這い(一回5分程度で、朝、昼、夜)。ならびに蹲踞(軽く気持ちだけ50~100回ぐらいの上下動)。
- 股関節の痛いところを親指で10秒ほど押す(1日3回ほど)。
【本人からの状況報告(4/21)】
〔温め、体温〕4月上旬はまだ寒かったので、携帯カイロを3日ほど貼った。関節部分が温かく軽い感じがして気持ちよかった。が、その後は気温が上がってきたので貼っていない。
体温は毎朝晩計測。
〔痛み、筋肉の張り〕バレエの稽古後、当日~翌日に股関節回りの筋肉が張る。痛いときは湿布を貼ることもあるが稽古後翌々日には痛みは取れる。
気になるのはふだんの生活ではなく、稽古後の両股関節まわりの張りと軽い痛みだけ。それも稽古翌々日には回復。
〔這い這い、蹲踞〕(発表会を控えて)バレエの稽古が頻繁にあったので這い這い・蹲踞は行えなかった。
〔所感〕
- 入浴時に38度位まで体温を上げると汗が出てその後しばらく体温が高い状態が続きます。
- からだ全体で血流がよく回っているのを感じます。股関節に不具合があると常に
- 血流が股関節で堰き止められているようなので一日1回の全身の血液が駆け巡る機会と
- なっています。これからも続けます。
- 朝晩のストレッチはこれからも続け、痛みや体が冷えていると思ったらカイロを貼り
- 温めます。
- まだ股関節をスムーズに深く曲げることはできないので、教えていただいた運動を続けて
- 股関節の動きを向上させることが課題と考えています。
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さて、このような状況を踏まえて、皆さんはどのように「診立て」を行いますか?
魚住先生からは、「問題点はほぼ確定できそうです。それは5月に。」との連絡をいただいております。
皆様の「診立て」と「問題提起」を期待しております。
******** WWNスペシャル通信 (4月21日配信)********