本日、“ヨガ”を体験した。
“ヨガ”といっても、厳密には「ヨガをベースとした身体調整&気づき体操(ここだけの仮称)」というべきもので、長座位あるいは仰臥位の様々な姿位で呼吸(吸って&吐いて)に合わせて強張った筋腱をストレッチするというような印象を受けた。私は、体がとても“硬い”ので、壁に背(頭・肩甲骨・腰)を付けて長座姿勢を保つことが難しく(はっきり言って不可能)、足首を曲げたり伸ばしたりなどをするたびに頭が壁から離れたり尻が離れたりするのだが、それでも“ハムストリングスが特に硬い”とかの体感を得ることができるし、左脚が外旋しがちになることを実感することができた。
この“ヨガ”は、那須高原の“フィンランドの森(代表:人見豊一会長)”が企画している「若返りプロジェクト」の筆頭プログラムであり、来年4月のオープンを目指して、現在プログラム開発の途上にある。私もご縁があって協力させていただくことになり、本日始めて「体験」させていただいた次第である。なにしろ、会長の人見さんは、ヨガを始めてから “若返った”とのこと。実際、半年振りの出会いの印象は、体幹の恰幅は消失、顔も髪も大いに変身して、“若返って”いた。
それはさておき、終了後に講師(リ・インさん)を交えて人見会長と懇談した際に、
「先週来、肩が痛かったのだけど、昨日のヨガで治った」
と人見会長が口にした。画像診断を踏まえて、「右肩は神経の通り道がふさがっていて炎症を起している」と医者に指摘され、“老化ですから”と言われたとのこと。それが、昨日の“ヨガ”の後、肩の痛みが消失したらしい。
リさんは、
「会長が“肩が痛い”とおっしゃっていたので、そこを意識する動きを取り入れました」
と語る。
“肩の痛み”は、痛みを感じる部位だけの現象なのではなくて、様々な関節や筋腱の強張りに起因する筋・骨・神経のアライメントから生じるものなので、神経が(画像上で)圧迫されているのであれば、その圧迫を生んでいる強張りを除去したことで痛みが解消したのも頷ける。でもそもそも、そのようなアライメントに至ったのは、普段の姿勢や動作の癖(大きな意味での生活習慣)に起因するのであるから、その積み重ねを“老化”と表現する医師の表現ももっともなのだ。
つまり、“老化”が生活習慣(姿勢・動作)の積み重ねの結果であるのであれば、その原因(姿勢・動作)を取り除くことが“若返り”になるという、当たり前の法則を発見したことが、本日の“ヨガ体験”の収穫であった。
この“ヨガ”は、自身の身体への操作を通じて身体(関節・筋腱・アライメント)への気づきを喚起して、自身の痛みや不調の原因を自ら探索する精神を涵養するようなプログラムになるのではないだろうか。そのような“若返り”のプログラムを完成させたいと思う。